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2018年8月13日月曜日

古くから人々の文化が根付く高鍋の台地を知る

 高鍋町歴史総合資料館

高鍋城跡の舞鶴公園内にある資料館で昭和61年に開館しています。
 1階には、持田遺跡から出土した弥生から古墳時代の出土品から中世から近世の高鍋の領主と歴史がまとめられています。大変貴重な資料が展示されており、高鍋の歴史や多くの偉人を輩出したことがよく分かりました。
  岩下鍛治、盛久、盛令父子などの精鍛した刀も多く展示され、一振りごとに見入ってしまいました。
 豊臣秀吉や徳川家康の朱印状、上杉鷹山の書状や西郷南州の書、勝海舟の書など、大変貴重な資料も所狭しと展示されています。秋月種樹の印や正装なども堂々としていました。
 撮影禁止のため、画像でご紹介できないのが残念です。
 2階は高鍋の民俗を紹介する展示があります。特に蚕による生糸の生産が順を追って説明されていて、勉強になりました。

 さて、明治以降に秋月家の住居となった「萬歳亭」が復元して隣接しています。
 庭には水琴窟があり、涼しげな音色を響かせています。

高鍋藩のお抱え刀工、岩下氏の刀工鍛冶場の移築復元もあり、その雰囲気を感じる事ができました。
 資料館は有料です。大人210円、子ども100円。美術館や黒水家住宅との共通券もあるようです。
ぜひ、高鍋の文化と歴史に触れてみましょう。

#宮崎県博物館等協議会