Translate

2018年10月26日金曜日

山の民具が充実した資料館

門川町中央公民館民俗資料展示室・門川町歴史民俗資料館

門川町の中央公民館に併設されている資料館です。
入ってすぐに大きな剥ぎ取り標本が展示してあります。
この標本は1992年3月に門川町の笠原と谷波帰間の道路拡幅工事中に発見されたものです。9万年前の阿蘇の噴火の際の火砕流によってできた模様です。リーゼガング反応と言うようです。不思議な模様ですね。
1階は稲作の手順がわかりやすく展示してありました。

 小学生の学習に大いに役立っています。
 子どもたちの感想がとっても良いですね。
さて、2階にはさらに多くの民具の展示がありました。
門川町歴史民俗資料館の大きな特徴は、山や林業に関する展示が充実していることです。
そして、それぞれの民具にわかりやすく名前と寄贈者がつけてあります。
大事にされた物を多くの市民の皆さんが送ってくださったことがわかりますね。
資料館の職員の方は海の物も集めたいとおっしゃっていました。
 資料館を閲覧する際は、隣の中央公民館の事務室に一声かけてくださいね。
 入管は無料です。

 門川町中央公民館民俗資料展示室
   ○〒889-0611 東臼杵郡門川町大字門川尾末1616-1
   ○TEL 0982-63-6060 ○FAX 0982-63-6060
   ○展示分野 考古・歴史・民俗
   ○開館時間 9:00~16:30
   ○休館日 月、土、日曜日、祝日、年末年始
   ○料金 無料

宮崎県博物館等協議会

2018年10月21日日曜日

旅を愛した歌人の生家

若山牧水生家

坪谷川と並走する国道446号線沿いに、若山牧水の生家が残されています。
以前は、牧水記念館が隣接していました。
現在、資料は若山牧水記念文学館で閲覧できます。
 江戸末期の時代を想像すると、大変大きな家だったと思われます。
 牧水の祖父、健海がお医者さんだったこともあり、その診察室も兼ねていたようです。 
 牧水も愛した坪谷の景色ですが、祖父の代から若山家に愛されていたようです。
若山牧水記念文学館では、さらに牧水と、その生い立ちから作品について知ることができます。ぜひ、足をお運びください。

*心配した先日の台風の被害は無かったようです。

若山牧水記念文学館
宮崎県博物館等協議会

2018年10月17日水曜日

宮崎県博物館等協議会 第2回研修会のご案内

第2回研修会 一次案内

PDF<http://www1.bbiq.jp/miyahakukyo/H30_Sec_training_First_guide.pdf>

日頃より、当協議会へご協力をいただき感謝しております。
また、先の台風や大雨で、各施設で被害が発生しました事、お見舞い申し上げます。

さて、当協議会の第2回研修会のご案内を以下のようにお知らせ致します。
なお、出席については、1月前半の二次案内の際にご回答いただきます。

今回は自然災害への対応につきまして、防災士ネットワークの方を講師に招聘し、
皆様に図上訓練を含めて研修いただけるように企画いたしました。
施設の立地環境で多様な災害への備えについてお役に立てますと幸いです。


平成30年度 宮崎県博物館等協議会 第2回研修会の開催について(一次案内)

1 目 的  当会の会員館の職員のスキルアップを図る研修会を実施する。また、会員館相互の連絡、情報及び、出版物の交換などの機会とする。
2 期 日  平成31年2月15日(金)
3 会 場  門川町立中央公民館(宮崎県東臼杵郡門川町大字門川末尾1616-1 Tel:0982-63-6060)
       門川町歴史民俗資料館(同上)
4 内 容  視察「門川町歴史民俗資料館」
       講話「自然災害への備えについて(仮題)」
       図上訓練「自然災害への対応について(仮題)」
       情報交換「本年度の台風などの風水害の状況、展覧会などの集客の状況 など」
5 講 師  特定非営利活動法人 宮崎県防災士ネットワーク
 (予 定) 「宮崎県防災士出前講座」  ・地震、津波、気象、火山の基礎講座
                     ・地域の地図を用いた図上訓練
6 日 程 (10:00~11:00)担当者会 *理事館の担当者
       10:30~11:00 受付
       11:00~12:00 視察「門川町歴史民俗資料館」
       12:00~13:00 昼食・休憩 (午後の参加者の受付 12:45~)
       13:00~13:10 開会行事(会長挨拶、講師紹介)
       13:10~14:00 講話「自然災害への備えについて(仮題)」
       14:00~15:00 図上訓練「自然災害への対応について(仮題)」
       15:00~15:30 情報交換会
       15:30~15:45 閉会行事・諸連絡


2018年10月15日月曜日

二人の日向の「知の巨人」に出会った!

「安井息軒と秋月種樹」


宮崎市安井息軒記念館 企画展 9月15日〜11月4日

宮崎は多くの偉人を輩出していますが、この二人の巨人も突出しています。
9代高鍋藩主秋月種任の3男に生まれた秋月種樹と、清武に生まれ文久の三博士とも言われた安井息軒の関係がよくわかる企画展です。

国難に対応できる人材の発掘と教育が急務となった幕末に、その役割を担った当時の最高学府である幕府の学問所(昌平坂学問所)にこの二人の日向人が関わったことも非常に興味深いです。

展示には二人の書も掲げられています。

公議所(今の衆議院)の初代議長が高鍋出身の秋月種樹だったことも、宮崎人としても誇らしいですね。

11月4日までです。小さな展示会ですけど、学びは大きいです!
ぜひ、ご覧くださいね。

学問の巨人に人生を見つめ直す

宮崎市安井息軒記念館

「三計の教え」や「半九」など、私たちが生きていく上で、心に留めておく教えを遺している安井息軒の記念館です。
 幕末から明治初期の知の巨人、安井息軒は宮崎市清武の出身です。
 その旧宅に隣接して記念館があります。

記念館では貴重な資料が展示されています。
晩年の「瓦全」の書や着物、筆で書かれた書など、大変見応えがあります。
また、安井息軒の生い立ちや、病気、勉学に励む姿勢、不運にも先に命を終える家族など、安井息軒の人生からは感銘を受けることが多いです。
だからこそ、息軒の塾からは多くの偉人を輩出しているのでしょう。

学者、教育者、政治アドバイザーとしての安井息軒の幅広さと、郷土そして日本発展への貢献を知ることができる記念館にぜひ訪問していただきたいです。

安井息軒旧宅の中も閲覧できますので、ぜひ、質素を貫いた先生の息吹を感じてみてはいかがでしょうか?


宮崎市安井息軒記念館宮崎県博物館等協議会

2018年10月10日水曜日

都城市立美術館からの告知(2018.10.10)

都城市立美術館より特別展関連事業のご紹介をいただきました。

特別展関連事業
1.ワークショップ「フスマの下張りから歴史を見つけよう」
日時:10月21日(日)10時~15時 定員:15名(小学生以上)
場所:都城市立美術館ピロティ 
講師:山内利秋氏(九州保健福祉大学 准教授)
参加無料、要申込 
※昼食は各自 
協力:宮崎歴史資料ネットワーク

2.講演会「被災文化財の保存と活用―能登半島地震の事例から」
日時:11月4日(日)午後2時~3時30分 
定員:30名
場所:都城市中央公民館視聴覚室 
講師:日髙真吾(国立民族学博物館 准教授) 
参加無料、要申込

特に2の講演会はとても貴重なお話が聞けるものと、期待されます。
ぜひ、特別展とともにご参加ください。

なお特別展は「平山郁夫展」です。とても楽しみですね。

都城市立美術館HP   #都城 #美術館 #平山郁夫
宮崎県博物館等協議会HP