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2018年5月31日木曜日

Aya Castle

Aya Castle

Demolished in the 19th century,Aya castle was reconstructed in 1985 based on historical research on the 14th century conducted by the Japan Castle Foundation.

This castle is 19 meters, and Aya city and field can be seen from the summit.
It is made of wood and a historical museum has been built inside.
There is a sword made by Kunihiro Tanaka born in Aya.His monument is placed at the site of his birth and his statue is located near the entrance to the Aya Castle.

綾城をめぐるロマンあふれる資料館

加盟館訪問:綾国際クラフトの城(その2)

「綾国際クラフトの城」のご紹介その2です。
 綾城です。堂々としていますね。
 昭和60年に、日本で初めての戦国初期城楼建造物として、構築されています。別名を龍尾城と呼ばれていたようです。戦国そのもの復元ではないようですが、非常に立派で、19mの木造作り(ツガ、ケヤキ、サクラ、ユス、スギ、ヒノキ)となっています。
  天守閣からは、綾北川と綾南側の間に広がる綾の街並みや田畑の様子が眺められ、遠く宮崎市のホテルのビルも臨めます。
 城の内部は歴史資料館として、綾の歴史が紹介されています。
 細川・綾氏から伊東氏、島津氏と城主が変わっていた物語がよくわかります。
また、室町時代の綾氏の甲冑や陣羽織の展示もあり、いにしえの武将に思いを馳せることができます。
日本一の刀鍛冶で、伊東氏が島津氏に追われ大分に逃げる際に、伊東マンショを背負って逃げるなど、信任が厚かった田中国広が打った刀の展示も見ごたえがあります。
  太く堂々とした、ツガの木の柱に囲まれた城内に、古の武士たちの思いがいっぱい詰まっていました。
 また、堀も深く、平山城の作りも楽しめます。

2018年5月30日水曜日

Aya International Craft Castle

Aya International Craft Castle

Handmade crafts created by a variety of local craftsmen are always displayed and sold here.
You can find traditional arts and crafts.
Aya Town artisans make their textiles,wood products,bamboo products,and pottery by hand.

Now, Japanese Showa era music, daily necessities, movies, entertainment magazines, cameras, etc. are displayed indoors.


250yen(younger than high school students),300yen(high school students),350yen(adults)

綾の工芸の魅力と地元愛が満載

加盟館訪問:綾国際クラフトの城(その1)

事務局の加盟館訪問の第1弾です。
 5月29日(火)に綾国際クラフトの城(綾城歴史資料館)を訪問しました。綾町内に自生するカヤ、ケヤキがふんだんに使われた 建物で、館内はとっても広々としていますが、所狭しと綾町の伝統工芸品が展示、販売されています。
絹織物や木工品、竹細工、陶器など、様々で、工芸者のコメントなども添えられていて、作品への思いが伝わってきます。欲しいなーと感じる作品がいっぱいです。綾町の豊かで高度な文化を知ることができます。
  また、常設展でしょうか。「昔の暮らし展覧会」が行われています。
  展示の内容は、懐かしい昭和の音楽や生活用品、芸能などで、タイムスリップした空間を楽しむことができます。
  ゴジラのポスターはとってもかっこよかったです。
   昭和のレコードのジャケットもレトロ感がすごい。

  ショーケースの中にはオリンパスPenやフジカミニが展示されています。フィルムカメラの人気が再燃しているようですから、好きな方にはたまらないでしょうね。
 
 木のぬくもりの中で、懐かしい昭和と、現代の美しい工芸が楽しめる「綾国際クラフトの城」でした。
 
 入場料 小・中学生250円、高校生300円、大人350円 (15名以上は100円引き)

2018年5月28日月曜日

平成30年度 第1回研修会 (報告)


 日時 平成30年5月25日(金)13:00〜15:50
 会場 宮崎県立美術館

第1回研修会では、講演と視察を行いました。講演は、大分県立歴史博物館の稗田優生学芸員より、「文化財の予防保存」というテーマで講演をいただきました。視察では、宮崎県立美術館の大野博文主査によるコレクション展「第1期」の解説と案内をいただきました。

 稗田氏による講演は、実際の取り組みに基づいており、具体的で、多くの示唆に富む内容でした。主な講演内容を以下にまとめます。

・文化財が壊れてから修理しようとすると費用がかかり、修理する範囲や対処も大きくなる。それに対して、傷みが無い状態から保存し、傷みが進まないように、文化財が劣化する要因を防いでいこうとする“予防保存”という考え方がある。結果的に修理が必要となっても、軽微な応急処置で終わる場合もある。

・文化財が劣化する要因は、温度や湿気、光、空気、生物、振動や衝撃、災害、管理上の不注意などである。この要因を取り除く環境作りが必要となる。短期や瞬間的な作用には防災や、防犯、輸送や梱包での取扱いの注意など、優先的に取り組まれている。しかし、温度や湿度、光、虫害や空気汚染などは劣化や損傷が目に見えるまでに時間がかかる。つまり、中長期的な作用に対しては、温湿度の変動の抑制、照明の制御、空気環境の保全、生物被害の防止など、日常の管理が必要となる。

・温度と湿度は、文化財の材質に応じた値がある。また、大事なことは急激な変化が無いように、安定した温湿度に管理されなければならない。空気の循環や温湿度計の位置なども工夫が必要となる。また、収蔵庫全体の管理が難しい場合は、桐箱や保存箱などで個別に管理する方法も効果的である。

・生物被害の防止では、保管環境の整備や薬剤燻蒸など、複数の防除法を合理的に組み合わせるIPM(総合的有害生物管理:Integrated Pest Management)という考え方がある。虫が来ないような保管環境を整備した上で、必要があれば薬剤による殺虫処理を行い、それでも虫が消えなければ施設等の薬剤処理を行うといった、複数の防除方法を組み合わせて段階的に行い、100%の防除を目指す。それぞれの施設の特徴や状況に合わせたIPMの方法があると思われる。文化財害虫の例:ヒメマルカツオブシムシ、ヒラタチャタテ、タバコシバンムシ。クモは文化財害虫では無いが、クモが食べる虫が存在する可能性を示している。虫害を防ぐためにも、侵入防止、清掃、低温低湿度を保つなど保管環境の整備が必要となる。日々のチェックも重要となる。

・カビの発生条件を知り、発生を防ぐために、温度を一定に保ち、湿度は60%以下で、カビの養分(手垢)に気をつけなければならない。カビが発生した場合は、可能な場合は材質に応じた処置をしてクリーニングをする。それ以外は専門家に相談するようにする。また、カビは人体にかなりの影響を及ぼすので、マスクや手袋や髪の毛を守るなど注意が必要である。

・文化財を守るための日常管理として、点検(定期的に目で確認を)、記録(資料の記録だけで無く、点検日や清掃の履歴も記録を)が大切で、小さな変化を見過ごさない事が必要である。

・災害(地震、火山噴火、放射能、水害)への対処も日頃から考えておかなければならない。

・大分県立歴史博物館では、館内の温湿度と害虫の管理や館外の動植物の把握を行っている。被災文化財のレスキューも行っており、必要な資材の管理では職員で情報共有を行っている。また、近くの魚市場の冷凍庫を文化財の緊急の避難先とできるように協力を得ている。

2018年5月26日土曜日

平成30年度の役員会・総会を実施しました。

5月25日(金)に宮崎県立美術館にて平成30年度の宮崎県博物館等協議会の役員会、総会を行いました。
加盟館37館のうち、24館の出席をいただきました。
主な議題は以下です。
・平成29年度の事業報告、決算報告及び監査報告
・平成30年、31年の役員館
・平成30年の事業計画、予算案
・災害時相互協力に関する規約
また、事務局の運営について、以下の事項のご理解をいただきました。
・今年度初めの会費納入について
・新規加盟館の勧誘について
・HP及びSNSの運用について
・災害時相互協力基金の開設について
総会及び役員会では、貴重なご意見をいただきました。とてもありがたかったです。

加盟館の皆さんのお役に立てるように、頑張ります!