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2019年1月30日水曜日

高級旅館の名残を残す港の資料館

日向市細島みなと資料館

日向市指定文化財の「高鍋屋旅館及び付属屋」を改修した資料館です。
高鍋屋旅館は、大正10年(1921年)の建築で、木造三階建として県内二例の内の1つです。客室は六部屋あります。
この「唐破風」と呼ばれる軒瓦や桃の形をした意匠瓦の玄関が迎えてくれます。大正デモクラシーの息吹を感じますね。
また、高鍋藩のお殿様の宿としても反映したことがわかる資料が館内には展示してあります。当時としてはかなりハイカラな旅館だったようで、各部屋の作り棚にも風情を感じることができました。(以下、資料館のパンフレットから)
また、スタッフの方が施設の案内や、近隣の施設の説明もしてくださいます。
 さて、細島みなと資料館の南側には、法華経のお寺の妙国寺があります。
ここの庭園は、国の指定文化財(名勝)になっています。
背後にそびえる米ノ山の自然や岩盤を背景に取り入れ、池や中島、石組み、それに三ヶ所の築山を配し、木橋が架けられています。築山は過去・現在・未来を表し、中島が彼岸を示しているそうです。

 見ごたえのある庭園を資料館から数分の妙国寺で楽しんでみましょう。

日向市観光協会「細島みなと資料館」