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2018年6月15日金曜日

小林の古代から近世・現代が総覧できる資料館です。

加盟館訪問:野尻町歴史民俗資料館

外観はお城の姿をした野尻町歴史民俗資料館です。
小林市の施設で、カエルがお出迎えしてくれる「のじりこぴあ」の敷地内にあります。
館内は、小林地域の歴史や偉人、民俗・芸能、考古など幅広い展示があります。
 入り口を入ってすぐ、郷土芸能の紹介展示があります。躍動感のある棒踊りや鉦踊り、城攻め踊りの雰囲気が伝わってきます。いずれも、古くから受け継がれているようです。平家を追ってきた源氏の鉦踊り、朝鮮出兵から戻ってきた島津義弘の戦功を祝福した棒踊り、伊東氏と島津氏の城の攻防戦を表現した城攻め踊り、いずれも小学生が今でも大切に踊り継いでいるようです。
西郷札の現物の貴重な展示もあります。西郷さんが急場を乗り越えるために佐土原で作った西郷札が詳しく紹介されています。
 小林地域の昔の生活の様子を再現してあります。質素な中にも豊かな生活をしていたことが分かりますね。
 大事な産業の林業についての紹介もありました。
 小林の名誉市民があります。最初の名誉市民はソウルオリンピックに出場した大迫明伸五段だったのですね。当時の柔道着やメダルの展示もありました。
他にも小林市にゆかりのある品が展示されています。写真は東郷平八郎の書、南極の石と砂です。
2階の考古もとても充実しています。縄文から古墳時代の遺跡から出土した文化財の数々が展示されており、小林地域の特徴も解説されています。古くから、小林地域は人が生活する上で豊かな環境だったことがよく分かります。社会の教科書で写真で見た土器や石器が展示されていて興味深かったです。
また、力がある豪族がこの地を治めていたことも伺える出土品の展示もあります。小林地区の小学生もこの資料館に遠足で勉強しているようです。
のじりこぴあに遊びに行った際は、資料館にも是非、お立ち寄りください!

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