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2018年6月3日日曜日

高い児童福祉教育の精神にふれる里

加盟館訪問:石井十次資料館

宮崎県の郷土の偉人の一人、石井十次の資料館を訪問しました。
石井十次が子ども達と開拓した理想郷である茶臼原の人里に資料館があります。
いくつかの施設を総称して「石井十次資料館」を呼んでいます。
<資料館>
昭和54年に設立された資料館です。石井十次の日記や手紙の実物や、書類、写真が所狭しと展示されています。
どれだけ多くの子ども達を救済し、教育してきたのかが、展示されている写真から、よくわかります。
また、その慶応元年の誕生から、石井十次が児童福祉とその理想郷づくりを目指した足跡を知ることができます。
 館内には、ルノアール作の胸像、芹沢銈介作のステンドグラス、 児嶋虎次郎作の油絵の展示など、芸術作品の鑑賞ができます。
石井十次の遺品のコートや使用した机などの展示もあり、偉人の息吹を感じることもできます。

<静養館・方舟館>
明治12年に岡山に最初に建てられた木造洋館です。アメリカの宣教師ベレー氏の館であったものです。同志社を経て岡山孤児院に移り、園舎等に使われました。日向への移住に伴い、大正2年に岡山から現在の地に移築されています。石井十次の臨終の間が残されているようです。
 方舟館(はこぶねかん)は明治末期に岡山から移築されています。大正末期に3階部分を増築し、「アンジェラスの鐘」が吊るされています。

<研修館>
資料館の隣に、できたばかりの研修館が建っています。中は、新築の匂いがまだ残っています。児嶋理事長が、粘り強く寄付を募集し建てられた研修館です。
広々とした内部には児嶋虎次郎作の油絵が展示されており、時を忘れて鑑賞することができました。
9:30〜16:30の開館時間で、休館は特に設けていないようです。大人500円、小中高生は300円です。事前に連絡すれば、ガイドもつけていただけるようでした。

駐車場もありますが、なかなか分かりにくいですので、ナビ等を頼りに訪問してください。

48歳の生涯を孤児教育に捧げた宮崎県の偉人、石井十次のロマンを感じてみましょう。

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